当店には100%ヘナを探していらっしゃる方が多いのですが、
ヘナというものはまだまだなじみがなく
誤解されている方も多いので少し説明いたします。
100%ナチュラルヘナというものは染め上がりは赤みがかった『オレンジ』です。
なので本来茶色に染まるようなものはヘナではありません。
何かしらの混ぜ物がしてあります。
当店で使っているヘナは茶色く染まるものもありますが
これはインディゴとウコンという植物の粉を混ぜています。
オレンジ(赤)、青、黄を混ぜる割合によって
茶色くします。
インディゴ(青)は通常発色に3日ほどかかるので
強制的に発色させるために『ミョウバン』を入れます。
ミョウバンはご存知の方もいるかもしれませんが
茄子の漬物などに使用して、青い色を鮮やかにする力あがあります。
そして空気酸化によってインディゴは発色するので
早く酸化させるために『P4.3』をあらかじめスプレーします。
『P4.3』は目に入っても口に入っても安全な酸性の化粧水です。
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ここまでしてようやく1度で茶色く染まります。
ただ茶色といっても、やはりヘナ独特の赤みは残ります。
真っ黒にはできないのです。
1度で自然な茶色になるものや、黒く染まるものは
確実に化学染料が含まれています。
この化学染料を混ぜたヘナやハーブカラーを総称して
『香草カラー』と言っています。
香草カラーというと聞こえはいいですが
化学染料が含まれていますのでアレルギーをお持ちの方には使えません。
髪を傷ます『アルカリ』は入っていないので
髪が傷むことはないですが、
安全なものではありませんし、人によっては
刺激を感じます。
これは香草カラーに含まれる過ホウ酸ナトリウムという物質のせいなのですが
難しいので割愛します。
中には香草カラーをヘナと言って施術しているところもあるようですが
ダメージはなくとも、アレルギーが出る可能性は
ありますので、注意が必要です。
カラー別のメリットデメリットをまとめましたので
白髪を染める際の参考にしてください。
■ヘアカラー・ヘアダイ■
〇メリット〇
・髪を明るくする頃ができる
・白髪がしっかり染まる
・希望の色にしやすい
・短時間で染まる
✖デメリット✖
・髪が傷む
・刺激、刺激臭がある
・アレルギーが出ることがある
■香草カラー■
〇メリット〇
・髪のダメージがほとんどない
・短時間で染まる
・白髪がしっかり染まる
✖デメリット✖
・明るくできない
・若干刺激がある場合がある
・アレルギーが出る場合がある
■ヘナ■
〇メリット〇
・ダメージは全くない
・アレルギーの心配がない
・刺激がない
✖デメリット✖
・明るくできない
・しっかりは染まらない
・希望の色、明るさにしにくい
・時間がかかる
といったところでしょうか。
ヘナはヘアカラーとは全く感覚の違ったものですので
白髪をしっかり染めたいという方には向きません。
・しっかり染めたいのか?
・ダメージさせたくないのか?
・健康的に染めたいのか?
何を一番重視するのかによって選ぶことが重要です。
といってもなかなかわからないと思いますので
自分にはどんな染め方があっているのか
ご相談させていただきますので
お気軽にご相談ください。
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